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佐藤武文 Official Blog - Takefumi Sato硬式ブログ

佐藤武文

プロフィール
さとうたけふみ 1971年東京都港区生まれ。
亜細亜大学からミキプルーンへ進み選手として活躍中に突如引退し、テニス界を離れる。
アパレルのバイヤー等を経て、3年後の99年テニスコーチとして復帰。以降、小畑沙織、吉田友佳の出会いがありツアーコーチとして世界を転戦するようになる。森上亜希子のツアーコーチだったときには270位から56位へランキングを急上昇させる。

高雄恵利加、田中真梨らを指導し、岡本聖子のツアーコーチとして国内外を転戦する。
現在までコーチングしたプロ選手は10人を超える。

現在CS放送GAORAでの
WTA,ATPツアーのテレビ解説者

KIX TENNIS,
ENDEAVORを主宰。
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錦織vsメルツァー

楽天ジャパンオープンが始まっています。

錦織選手の初戦の相手はメルツァー。
ちょうど今年のマドリードの試合をGAORAさんで中継して、このカードの解説を担当させて頂きました。

メルツァーのクレーでの強さやストロークの威力も十分な事も踏まえて厳しい戦いになると予想していたのですが、フタを開けてみると63、62のストレート勝ち。

しかも錦織選手のリターンが冴え渡り、彼は左利きのサービスに対して苦手意識が無い選手なんだと改めて感じました。

そして今回、どんな試合になるのだろうと楽しみでした。

メルツァーのフォア、バックが1セット目からとても良く、逆に錦織選手のバックハンドのストレートのコントロールがあまり良くありませんでした。

セカンドセットに入っても、バックのストレートが入らない為に、苦しい展開が続きました。得意なバックハンドのパスも精度がわるいまま。
そして25からの場面から、試合後に本人がコメントしていた様に「自分がやれる事だけをプレーした」というように、少しずつ相手の緊張感も伝わる様になり、錦織選手本来のコントロールが戻ってきました。

そこからは圧巻の展開です!

昨年も苦しい展開から逆転する試合を何度も観てきましたし、実際に逆転するのが得意な選手です。

この様なプレーができるということは、ほとんどのプレーの状況や相手の動き、ショット展開を覚えているからこそだと思います。

ショットにばかり目を奪われてしまいますが、彼の真骨頂はここにあると思います。

ゲームセンスがあるという所以ですね。

次の試合も楽しみです!




ひとりごと | 投稿者 佐藤武文 12:00 | コメント(0) | トラックバック(0)